足あとは嘘をつかない

30代前半のサラリーマン。仕事に関するアウトプットを中心に日々おもったことを書いてます。春からは子供のことも。

目的と手段

会社の運営に対して問題意識を持っている場合、その問題に対してどういった手法で立ち向かう、行動をするのか。組織に属するいちサラリーマンとしては悩むところ。

1つ目は、会社の方針に盲目に従い、疑問を持たないと決め込むこと。

2つ目は、自分が会社の運営側に回れる日まで日々耐えること。

3つ目は、自分の手の届く範囲で望ましいと思う行動を起こすこと。

4つ目は、自分の意思に賛同する仲間を増やし、改革の波を起こすこと。

 

2ー3の間には大きな隔たりがあって、思考が根本から異なっている。汚い図ではあるが、マトリクスにすると下記の通り。

 

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1と2は保守派の思考。まずは様子を見ること、機を伺うこと。どちらも受け身な行動である。

3と4は改革派の思考。なによりも動くことが最優先されている。

 現在のトレンドは3と4の手法なんだろうと思う。失敗を恐れず走りながら考え、都度修正を加える。私自身がめざしている姿だ。

 若いころの行動理念はドストライクで1である。まずは様子見。しかし、最近は少し変わっていると思う。このブロクしかり、どちらかと言えば3の考え方で、行動できているような気がする。図でいうところの①の動き。単なるトレンドに乗りたがりなミーハーとも言えるが。次目指すのは②の動きだ。頑張りたい。

 

 現部署の部下はどうだろうか。

最近の彼らの様子をみていると、3の考え方を信念として行動できていると感じる。だが、苦言を呈するようだが、その変える行動に執着しているようにも感じることが多い。

その行動が、奇しくも現在の運営方針の正しさを補強してしまうのであれば、それは大義のある仕事とはいえない。残念ながら、反逆者の自己満足の行動に成り下がっているのではないだろうか。つまり、会社を変えたいという行動自体を「目的」にしているのではないか。まず動くことはあくまでも「手段」でしかないのだ。その行動に目的は何なのか、意味があるのかを常に問う姿勢が彼らには必要なのだろう。

もちろん、行動を起こす事はとても素晴らしい事だ。自分の若い頃には辿り着けなかった意識・考え方で動ける部下を強く応援したい。リスクを避ける生存本能を持っている中で、何かを変えたいという意識は尊いものに違いないのだから。

まだ若いからで済ますことも出来るだろうが、優秀な彼らだからこそ、その能力を会社を活かすことに発揮してもらいたい。心からそう思う。

愚痴や説教ににならないように伝える方法を考えなくては。